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先日の投稿に引き続き、WordPressプラグインのお話です。今日はとっかかりにくいと(個人的に)思いこんでいた国際化用ファイル(MOファイル)の作成と利用について。

国際化用ファイルの利用方法は、従来のデフォルトテーマでは次のように記述していました。

__('F jS, Y', 'kubrick');
や
_e('Not Found', 'kubrick');

どちらの関数もパラメータは、英語のテキストとドメイン名(国際化ファイルの識別するための任意のキーワード)です。

日本語環境においてテーマを作る場合は直接日本語を指定していたので、この__関数や_e関数はあまり使うことはなかったというのが正直なところです。関連するトピックとしては、WordPress 3.0の新デフォルトテーマ「Twenty Ten」内ではesc_attr_e関数が使われています。

さて、プラグインで使用する国際化用ファイルの作成です。ここで準備として、ソースコードにおいて国際化したいテキスト部分を上記の__関数や_e関数を使って記述しておきます。すべて英語のテキストで記述し、それぞれに対応する日本語のテキストは別途対応表として書き出しておくとよいでしょう。

Windows環境で国際化用ファイルを作成する場合は、「Poedit」が利用できます(本投稿時はバージョン1.4.6)。

  1. Poeditをインストールし、起動時に「Japanese」を選択すると、メニューなどもきちんと日本語で表示されます。
    「Poedit」を起動したところ
  2. 「ファイル」-「新規カタログ」をクリック。
  3. 「プロジェクトの設定」画面で、「プロジェクトの名前とバージョン」「言語」「国または地域」を指定。
    「情報」タブ画面では、「プロジェクトの名前とバージョン」「言語」「国または地域」を指定(「文字符号化法」はUTF-8のまま)。
  4. 次に「パス」タブをクリックし、「ベースのパス」でWordPressのディレクトリを指定し、「パス」にプラグインのディレクトリを追加。
    「パス」タブ画面では、「ベースのパス」と「パス」を指定
  5. 次に「キーワード」タブをクリックし、登録されているキーワードを、__、_e、esc_attr_eの3つに変更(他の関数を使用している場合は適宜追加すること)し。「OK」ボタンをクリック。
    「キーワード」タブ画面では、ソースコード内で国際化テキストを使用する関数名をすべて指定
  6. 国際化用ファイル(POファイルおよびMOファイル)の保存先を指定して、「保存」ボタンをクリック。
    国際化用ファイルの保存先パス名指定
  7. 4で指定したパスにあるソースコード中の5で指定した関数が検索が行われ、見つかったテキストを表示。ここで「OK」ボタンをクリック。
    国際化用ファイルの保存先パス名指定
  8. Poeditのメイン画面に原文が表示されるので、順番に対訳を入力。
    順番に対訳を入力
  9. すべての対訳を入力したら「ファイル」-「保存」をクリック。

以上のような流れで、対訳を含んだ国際化用ファイルが作成できました。
手順の4と5は、作成する国際化用ファイルに応じて適宜変更してください。

ざっくりと手順を紹介しましたが、なにげに長くなってしまいました。というわけで、プラグインで作成した国際化用ファイルの使用手順は明日投稿したいと思います。

投稿日:2010年6月16日

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